認定看護師と専門看護師、何が違う?
転職でキャリアを積みたい人がよく比べるのが、日本看護協会の認定看護師と専門看護師です。どちらも国家資格ではなく職能団体の認定制度で、教育課程と実務経験の要件が異なります。
定義の違い
日本看護協会は、認定看護師を「ある特定の看護分野において、熟練した看護技術と知識を有する者」として認定を受けた看護師と定義しています。専門看護師は、専門看護師認定審査に合格し「特定の専門看護分野において卓越した看護実践能力を有することを認められた者」です。
| 項目 | 認定看護師 | 専門看護師 |
|---|---|---|
| 役割 | 実践・指導・相談の3つ | 実践・相談・調整・倫理調整・教育・研究の6つ |
| 分野 | A課程21分野(特定行為研修を組み込まない)、B課程19分野(特定行為研修を組み込む) | 14分野 |
| 教育 | 認定看護師教育機関での教育課程 | 看護系大学院修士課程で、日本看護系大学協議会の専門看護師教育課程基準の所定単位(総計38単位) |
| 実務経験 | 通算5年以上、うち通算3年以上は認定看護分野 | 通算5年以上、うち3年間以上は専門看護分野 |
| 更新 | 5年ごと(書類審査) | 5年ごと(書類審査) |
日本看護協会の各ページで確認(2026-10-12)。分野別・都道府県別の登録者数は、同協会が別ファイルで公表しています(2025年12月時点の集計)。
B課程と特定行為研修の関係
認定看護師のB課程は、特定行為研修を組み込んだ教育課程です。特定行為研修は厚生労働省の制度で、手順書による診療の補助(38行為)を行うための研修です。詳しくは特定行為研修の解説を参照してください。
転職で確認したいこと
資格を持っていても、それを活かす配置や手当があるかは職場によって違います。求人票や面接では次の点を確認します。
- 資格手当の有無と金額、支給条件(専従・兼任の別)
- 認定・専門の活動時間が勤務の中で確保されるか
- 教育課程の受講支援(費用負担、勤務扱い、受講後の勤務継続条件)
- 更新に必要な活動実績を積める環境か
受講費用の支援には、一定期間の勤務を条件とする場合があります。条件と、途中で退職した場合の扱いは書面で確認しておきましょう。
相談先・申込先の選び方
分野の一覧、受験資格の細かな条件、審査日程は日本看護協会の公式ページが一次情報です。教育機関の募集要項は各教育機関が公表しています。資格取得支援のある職場を探す場合は、求人票の「資格取得支援」の内容を具体的に確認し、紹介会社を利用する場合も条件を書面で受け取ることをおすすめします。
出典・参照した公的情報
- 日本看護協会「認定看護師」(確認日:2026-10-12)
- 日本看護協会「専門看護師」(確認日:2026-10-12)
- 厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)「看護師」(確認日:2026-10-12)
条件を並べると、次に確かめることが見えてくるね。