ナースセンターでできること
看護職の転職先を探す方法は、民間の紹介会社や求人サイトだけではありません。各都道府県のナースセンターは、法律にもとづいて無料の職業紹介や復職支援を行う公的な窓口です。
法律で定められた業務
看護師等の人材確保の促進に関する法律第15条は、都道府県ナースセンターの業務として、次のようなものを挙げています。
- 病院等の看護師等の確保の動向や、就業を希望する看護師等の状況の調査
- 訪問看護などに関する知識・技能の研修
- 看護に関する知識・技能についての情報提供・相談
- 病院等の開設者・管理者への看護師等の確保に関する情報提供・相談
- 看護師等についての無料の職業紹介事業
- 看護師等の就業促進に関する情報提供・相談
- 看護に関する啓発活動
eナースセンターでできること
eナースセンターは、47都道府県のナースセンターによる求人紹介のためのサイトです。サイトでは、紹介手数料などの利用料金はかからないことが明記されています。
| サービス | 内容 |
|---|---|
| 求人検索・紹介 | 地域や条件(常勤・短時間など)で検索し、登録すると条件に合う求人情報のメールを受け取れる |
| 再就業支援研修 | ブランクのある人向けの研修、体験研修、施設見学 |
| 相談 | 職場の悩みの相談・アドバイス |
| 届出 | 離職時等の届出(とどけるん)への案内 |
民間の紹介会社との違い
| 比較点 | ナースセンター | 民間の有料職業紹介 |
|---|---|---|
| 運営 | 都道府県ナースセンター(法律にもとづく) | 厚生労働大臣の許可を受けた事業者 |
| 求職者の費用 | 無料と明記 | 看護師の紹介では求職者から手数料を取れない(求職者手数料を取れる職業は芸能家・モデル等に限られる) |
| 費用負担の仕組み | 紹介手数料なし | 採用した医療機関などが紹介手数料を支払う |
| 確認方法 | eナースセンター・各都道府県看護協会 | 人材サービス総合サイトで許可・手数料・実績を確認 |
どちらが良いということではなく、地域の求人の量、連絡方法の好み、復職支援の必要性などで使い分けます。両方を使う場合は、同じ求人に別々の経路から応募しないよう注意します。
相談先・申込先の選び方
まずは住んでいる地域、または働きたい地域の都道府県ナースセンターを確認します。ブランクがある、復職に不安があるといった場合は、研修や相談を受けられる点がナースセンターの特徴です。民間の紹介会社を使う場合は、許可番号と手数料・返戻金制度の公開内容を確かめ、医療・介護分野の適正事業者認定の有無も判断材料にできます。
出典・参照した公的情報
- e-Gov法令検索「看護師等の人材確保の促進に関する法律」(第15条・第16条の3)(確認日:2026-10-12)
- eナースセンター(日本看護協会・都道府県ナースセンター)(確認日:2026-10-12)
- 石川労働局「職業紹介事業の概要」(確認日:2026-10-12)
- 厚生労働省「看護師等の届出制度」(確認日:2026-10-12)
条件を並べると、次に確かめることが見えてくるね。