勤務形態

二交代と三交代、何が違うのか

同じ「夜勤あり」の求人でも、二交代か三交代かで1回の拘束時間、月の回数、夜勤明けの過ごし方が大きく変わります。手当の額だけで比べる前に、勤務の組み方を確認しましょう。

情報の確認日:2026-10-12|参照:公的機関・法令・職能団体の公開情報 3件

交代制勤務の基本形

厚生労働省のjob tagは、看護師の交代制勤務を「1日を2ないし3のシフトからなるローテーション勤務でカバーする」と説明しています。三交代の例としては、8時間の日勤3回、夕方から真夜中までの準夜勤1回、真夜中から朝までの深夜勤1回で1週間が組まれる場合が紹介されています。

項目二交代三交代
1日の区切り日勤と夜勤の2つ日勤・準夜勤・深夜勤の3つ
夜勤1回の長さ長時間になりやすい(病院の定めによる)1回は短いが回数が増えやすい
確認したい点夜勤中の休憩・仮眠の時間と場所、明けの扱い日勤→深夜勤など勤務間隔、通勤回数
夜勤手当1回あたりの額で表示されることが多い準夜・深夜で額が分かれることがある

どちらが楽かは人によって違います。長い夜勤を少ない回数で済ませたいのか、短い勤務で生活リズムを崩しにくくしたいのか、通勤時間も含めて考えます。

日本看護協会の「勤務編成の基準」11項目

日本看護協会は2013年に「看護職の夜勤・交代制勤務に関するガイドライン」を公表し、勤務編成の基準として次の11項目を示しています(島根県が掲載している資料で確認)。法律上の義務ではありませんが、求人を見るときの物差しになります。

  1. 勤務間隔:11時間以上
  2. 勤務の拘束時間:13時間以内
  3. 夜勤回数:三交代では月8回以内
  4. 夜勤の連続回数:2回以内
  5. 連続勤務日数:5日以内
  6. 休憩時間:夜勤の途中で1時間以上
  7. 夜勤時の仮眠:実労働8時間以上の場合は2時間
  8. 夜勤後の休息:2回連続夜勤後は48時間以上、1回の夜勤後は24時間以上
  9. 週末の連続休日:月1回以上(土日とも前後に夜勤がないこと)
  10. 交代の方向:正循環(日勤→準夜→深夜の順)
  11. 早出の始業時刻:7時以降

二交代で特に確認したいこと

二交代の夜勤は拘束時間が長くなりやすいため、ガイドラインの「拘束13時間以内」「仮眠2時間」と比べて、実際の勤務時間・休憩・仮眠の取り方を聞きます。労働基準法第34条は、労働時間が8時間を超える場合に少なくとも1時間の休憩を労働時間の途中に与えることを定めています。休憩が取れなかった場合の扱い(記録・申告の方法)も確認しておくと安心です。

三交代で特に確認したいこと

三交代は「日勤の後に同じ日の深夜勤」のような組み方になると、勤務間隔が短くなります。ガイドラインの「勤務間隔11時間以上」「正循環」と照らして、勤務表のサンプルを見せてもらえるか聞いてみましょう。夜勤回数は月8回以内が目安として示されています。

面接での聞き方の例

病棟全体の夜勤時間の基準は夜勤72時間ルールで解説しています。

相談先・申込先の選び方

交代制の具体的な組み方は職場ごとに違うため、面接や職場見学で勤務表の例を見せてもらうのが確実です。夜勤の働き方や職場づくりの相談は、都道府県ナースセンターでも受け付けています(ナースセンターの使い方)。休憩が取れない、割増賃金が支払われないなど労働条件の問題は、労働基準監督署・総合労働相談コーナーが相談先です。

出典・参照した公的情報

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シロク
シロクのひとこと

条件を並べると、次に確かめることが見えてくるね。